株式会社ミンテンテック

水素水を飲用したときの水素の体内への吸収・分布が明らかに!

2022/05/16

水素水を飲用したときの水素の体内への吸収・分布が明らかに!

 これまで、健康志向の高まりから水素水の愛飲者は年々増加傾向にありましたが、水素水の水素は本当に吸収されるのか、等の疑問に対する明確なエビデンスがないことが課題でした。
  そんな中、昨年11月に慶應義塾大学医学部内科学教室(循環器)の市原元気助教授、佐野元昭准教授らは、株式会社ドクターズ・マンとの共同研究で、水素水飲用後に小腸からどのように水素が吸収、分布されるのかを明らかにするために動物を使用した臨床試験を行いました。空腸静脈(小腸の一部で、栄養を吸収する器官)、門脈(肝臓に繋がっている血管の一つ。消化管・腹部臓器から出てきた静脈が集合した血管)、肝下大動脈(肝臓の下にある大動脈)、頸動脈(頭頚部に血液を送る首元の太い動脈)に採血用のカテーテルを挿入し、水素を含むブドウ糖液を飲用させ、血中水素濃度測定しました。その結果、空腸静脈においては飲用前の約138倍、門脈においても飲用前の50倍もの水素濃度上昇を確認し、水素500mlの飲用後120分にわたって十分な量の水素が肝臓へ供給されることも科学的に証明しました(頸動脈では検出なし)。 
  肝臓は代謝、毒素、乳酸といった疲労物質の分解、たんぱく質の分解、コレステロール濃度の調整などを担う重要な臓器です。水素水の摂取が重要な臓器である肝臓に対し、水素を供給している、とこの臨床試験により証明されました。

参考文献
2021年11月14日(英国時間)『 Heliyon 』電子版より