世界初の水素を燃料とする燃料電池を搭載した旅客列車が8月24日にドイツ北部で本格運行を始めました。
フランスのアルストム社が製造した水素車両「コラディア アイリント」は一度の燃料補給で1000キロ走行可能で、1編成に最大300人乗車することができ、最大時速は140キロです。
酸化炭素の排出量はゼロで、排出されるのは水のみです。発電時に発生した熱は車内の空調に利用されます。
ドイツの鉄道は電化されていない区間が多く、このような区間を走るディーゼル列車は今後水素を燃料とする列車に置き換わっていくとのことです。
日本でもJR東日本が水素車両の導入を発表していますが、脱炭素社会を先導するヨーロッパ各地でも同様の列車の運行が計画されています。
水素は私たちの健康維持の面だけでなく、環境保護の面でも大きく注目されています。