株式会社ミンテンテック

薬膳茶のすすめ

2024/12/23

薬膳茶のすすめ

 薬膳茶とは中国の伝統医学に基づいて、食物や薬剤をお茶のように淹れたり煎じたりして作られ、病気を治したり健康を保つために使われる薬茶です。
よく似たものに漢方薬(煎じ薬)がありますが、こちらは飲まなければいけない量が多い、煎じるのが面倒、といったやや敷居の高いところがあります。このような漢方薬に対して、手軽に飲めるのが薬膳茶です。薬の味が強くないため、長期にわたって飲むことができ、刺激が少なく副作用がないことから軽度の慢性的な症状の改善によいとされています。

今回は秋冬の乾燥を和らげる薬膳茶をご紹介します。
秋冬の乾燥を和らげる薬膳茶<桂花ウーロン茶>
・ウーロン茶(鉄観音など)3g
・キンモクセイ(桂花茶)2g
ウーロン茶とキンモクセイをそれぞれ別の急須などで淹れてブレンドする。
あるいは両方を一つの急須などに入れて抽出する。
キンモクセイには痰を切る作用や胃炎の解消を促進する効果があります。ウーロン茶には体を潤し、体液の分泌を促進し、体にこもった熱を取り除く作用があります。
キンモクセイはネットショップや中国茶専門店などで入手できますが、最近ではウーロン茶とブレンドされたものも販売されています。