株式会社ミンテンテック

◆◆水素水の研究成果(東北大学)のご紹介◆◆

2021/09/21

~溶存水素を含む電解水素水がラットの慢性腎臓病の合併障害を抑制~

東北大学大学院医学系研究科創生応用医学研究センター先進統合腎臓科学コアセンター(センター長:伊藤貞嘉教授(腎臓・高血圧・内分泌学分野))は株式会社日本トリムとの産学共同研究で、水の電気分解注によって得られる高濃度の溶存水素を含む電解水素水を日常的に慢性腎臓病モデルラットに飲用させると、通常の浄水を飲んだものと比べて、腎臓及び心臓の炎症や酸化ストレスなどの進行が抑えられることを明らかにしました。

同研究チームは、水素ガスがヒドロキシラジカルなどの活性酸素を消去する現象に着目し、ナノバブル状水素ガスを含有する血液透析液を用いた治療法の開発を行ってきました。血液透析では1回の治療に一人当たり平均 120L もの水を用いるため、水素含有水を安定的かつ大量に作成するために水の電気分解注システムを組み込んだ血液透析システムを構築しました。国内の 3医療施設の協力で 6ヶ月間にわたる治療を行い、高血圧の改善、炎症や酸化ストレスの改善を認められました。また、問題となる副作用などの症状もありませんでした。
血液透析療法を受けている慢性腎臓病患者には、有効な治療法が限られており、新たな治療法の開発が切望されてきたことから、 従来の治療法では治療が困難な病態に対する新たな治療法となることが期待されます。

https://www.med.tohoku.ac.jp/news/831.html