株式会社ミンテンテック

ブラックベリーの栄養効果

2024/07/15

ブラックベリーの栄養効果

 ブラックベリーはブルーベリーやラズベリーと比べて、日本ではあまり馴染みのない果物かもしれません。ブラックベリーはラズベリーと同じキイチゴ科の果実です。ラズベリーは実の色が赤く、あっさりした酸味があるのに対して、ブラックベリーは実の色が黒っぽく、コクのある味がします。ブラックベリーは生食できますが、ジャムやスムージーとして食べることが多いようです。ブラックベリーに多く含まれるポリフェノール類は比較的熱に強いと言われている栄養素なので、ジャムなどのように加熱調理しても栄養価が損なわれることはありません。
 ブラックベリーに含まれる栄養素の中で健康効果が期待できるのは、エラグ酸、アントシアニン、ビタミンB、食物繊維などです。
◆エラグ酸
ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、高いアンチエイジング効果を持った成分で、老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効能があります。エラグ酸にはチロシナーゼの働きを抑え、メラニンの沈着を防ぐ働きがあるため、美白効果も期待できます。
◆アントシアニン
アントシアニンは、目の機能を向上させ、眼精疲労、白内障や緑内障の予防に効果があります。アントシアニンにも抗酸化作用があります。
◆ビタミンE
ビタミンEは、末梢血管をひろげ血行を良くする働きがあり、肩こりや冷え性の予防や改善などの効能があります。ビタミンEにはポリフェノールと同じく抗酸化作用もあります。
◆食物繊維
水溶性食物繊維であるペクチンが多く含まれています。ブラックベリーは果物の中でもトップクラスの食物繊維の量です。ジャムのとろみはこのペクチンからきています。ぺクチンは、便秘を改善するだけでなく、コレステロールの抑制、糖尿病や動脈硬化、肥満など予防する効能があるといわれています。