マインドフルネスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?アメリカではGoogleなどの有名企業で
導入されて、認知度が高まったメンタルケアです。
マインドフルネスとは「今この瞬間の体験に気づき、ありのままにそれを受け入れる方法」であり、
心を「今」に向けることで、未来への不安や過去の失敗などのネガティブなことを考える時間をできる
限り短くして、気持ちを楽にしていくというものです。
マインドフルネスの状態になるための代表的な手段は瞑想です。瞑想は昔から仏教などで実践さ
れてきましたが、マインドフルネス瞑想に宗教色はありません。
マインドフルネス瞑想の方法はいくつかありますが、初心者が取り組みやすい、呼吸に集中する方
法をご紹介します。
1.背筋を伸ばして座り(椅子に腰かけても床に座ってもOK)、目は軽く閉じるか薄く開けて1点を見る。
2.呼吸によってお腹や胸が膨らんだり縮んだりするのを感じながら、自然な呼吸をする。
3.雑念が浮かんでも「気づく」だけで考えずに流す。
マインドフルネスは脳を活性化させ、ストレスをためにくくし、仕事のパフォーマンスを上げる効果
があると言われています。国内外の研究では不安障害を持つ患者さんの症状改善やうつ病の再発
予防にも効果があったとされています。1日10分程度から始められるので、試してみるのもいいです
ね。
参考:厚生労働省 「統合医療」等に係る情報発信事業/應義塾大学マインドフルネス&ストレス研究センター