ダイエットや健康のために糖質を制限し、炭水化物を控えている方も多いと思います。
炭水化物は体内に取り込まれてエネルギー源となる糖質と、体内では消化できない食物繊維に分けられます。この中で糖質が単糖類(ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど)に分解されて体の隅々まで運ばれてエネルギー源として使われます。
現代人の食生活は糖質が多いと言われていますが、実際にどの程度の炭水化物が必要なのでしょうか。成人男性の場合、1日に必要なエネルギー量は2,200kcal程度で、総エネルギー量の約60%を炭水化物で取るとよいとされています。そうすると摂取量は1,320kcalほどになります。
例えば、お茶碗1杯のごはん(150g)は234kcal、食パン1枚(67g)は166kcalで、それほど多くないように感じられますが、外食で丼ものなどを食べると1食で250g以上の炭水化物を摂取することもあります。
エネルギー源としての炭水化物ですが、摂取しすぎると糖質過多となり、体重の増加だけでなく、老化が早まったり、集中力の低下や不眠を招いたりすることもあるようです。
参考:文部科学省「食品成分データベース」