当社の提携医療機関である医療法人 芳縁会(仙台市)の賈雯婷(ジャ・ウェンティン)医師・理事長がこのたび中国陝西省の銅川市で開かれた国際投資経済貿易協力会議で講演を行いました。
賈理事長は脳神経外科医で中国湖南省出身、東北大学医学部を卒業後、東北地方の複数の中核病院勤務を経て、仙台市で医療法人芳縁会を立ち上げ、在宅療養を支援するための訪問診療に取り組んでいます。
芳縁会は地域に密着した医療サービスだけでなく、遠隔診療や英語・中国語による多言語対応などによっても地元から高い評価を得ています。今年5月には賈理事長がNHKラジオに出演し、来日から在宅医療を始めるまでの経緯、在宅医療の現状などについてのインタビューを受けました。
現在、中国では急速に高齢化が進んでいます。中国では老人ホームが少なく、伝統的な家族観から高齢者は自宅で生活することが一般的であるという社会背景もあり、老人医療と介護の問題は深刻です。今回の講演では日本の在宅医療と介護事業の現状を紹介し、中国の医療関係者と情報を共有することができました。将来的には医療面において中国との協力関係を構築することが期待されます。
また、今回の講演の様子は中国の新聞、テレビ、ネットニュースで取り上げられ、幅広く日本での在宅医療の取り組みを伝えることができました。
(写真は中国・网易ホームページより)