「九州パンケーキ」とは九州産の小麦や雑穀を使用したパンケーキミックスです。2013年には農林水産省主催の「第1回地場もん国民大賞」で金賞を受賞したことで、一気に知名度が上がり、全国に知られるようになりました。
家庭用のパンケーキミックスから始まり、地元九州のお店でパンケーキメニューが提供されています。オフィシャルショップは宮崎県内の3店舗以外に、台湾とシンガポールにもあり、九州の魅力を世界に向けて発信することで、インバウンドを掘り起こすことが期待されます。
この「九州パンケーキ」の仕掛け人が宮崎県出身の起業家・村岡浩司さんです。村岡さんは宮崎県内で様々なビジネスを展開する中で、県という限られたローカルでの地元活性化に限界を感じ、九州全体に目を向けました。九州全体が盛り上がることで、その勢いが各県に返ってくると考えて、九州のブランド化を始めたそうです。
現在、村岡さんが代表を務める一平グループは「世界があこがれる九州をつくる」として、九州の食材を世界各地の食卓へ届けようと、KYUSHUブランドのオンラインショップを展開しています。更にローカルベンチャー企業へのワークプレイスの提供やネットワークづくりなど、地元を盛り上げる様々な活動をしています。村岡さんの地域ビジネスの考え方をもっと知りたい方は、「九州バカ 世界とつながる地域創生起業論」村岡浩司著(サンクチュアリ出版)をぜひご覧ください。