通年であらゆる野菜がいつでも購入できるようになった今、私たちは、野菜には旬の季節がある事さえも忘れてしまうくらい、それがスーパーでの当たり前の光景になっています。それを可能にしているのは、野菜にかけている農薬です。「浸透移行性農薬」という農薬を、野菜の一部分にかけるだけで内部に浸透、野菜全体に広がり、野菜の寿命を延命させて生産しているのです。このような野菜は、表面の農薬を落とすだけでは農薬の排除ができないため、人の体内に取り込まれてしまうことから逃れることは難しく、発達障害のリスクも懸念されています。
　しかし、体内から農薬を排出することは可能です。「無農薬野菜を５日間食べるだけで体内の農薬が半減、一ヶ月で体内の９割の農薬が体内から排除」できるということがＮＰＯ法人「福島県有機農業ネットワーク」が、北海道大学大学院獣医学研究科の池中良徳准教授（毒性学）の協力を得て調査した結果、判明しています。

尿中のネオニコチノイド系殺虫剤６種類と、それらが体内で分解されてできる物質１種類を測定した結果が左図の通りです。一ヶ月に数日間だけ、休肝日のように無農薬野菜を食べる日を作るだけで身体が元気を取り戻すことができます。ぜひ、自身の健康管理に取り入れてみてください。参考文献：「有機食材続ければ、体内の農薬大幅減NPO調査」朝日新聞　2019/7/12掲載記事