2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、産業界では様々な対策が検討されています。航空業界では2030年代以降を見据えて、各国で水素航空機の研究開発が活発化しています。
アメリカで水素航空機の開発を進めている企業、ユニバーサル・ハイドロジェンカンパニーは2023年2月、FAA(アメリカ連邦航空局)から実験を目的とした特別型式証明を付与されたと発表しました。これにより同社は開発中の水素推進装置を搭載した航空機のテスト飛行を行うことができます。
日本では文部科学省とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が水素エンジンの開発に乗り出す。JAXAはロケットの燃料として液体水素を使ってきた経験を生かして、燃料をエンジンに送るポンプや燃焼器、燃料タンクの材料などの研究開発を進めることになります。
次世代航空機は水素航空機が主流になるのかも知れません。